日本と海外 ギャンブルの還元率を比較

日本で認められているギャンブルは、公営ギャンブルである公営競技の公営くじです。その還元率は、公営競技の競馬、競艇、競輪、オートレースが概ね75%で、公営くじである宝くじとサッカーくじ(toto)が50%程度です。

代表的なのは競馬ですが、日本の公営ギャンブルは「パリミュチュエル方式」といって、客の賭けたお金の総額から、胴元が控除した金額を除いた金額を、当たった口数で分けて配分する方式です。オッズは、賭けられた口数に応じて変化するので、馬券などの発売締切まで確定しません。海外の競馬などのギャンブルの場合で、このパリミュチュエル方式を採用している場合の還元率は、日本とほぼ同じ、70〜80%です。

他に海外では、イギリスなどで広く行われているブックメーカー方式というものがあり、この場合のオッズは胴元が決めますので、客は購入時点で胴元が提示したオッズで、当たった場合の配当を受ける事ができます。例えば1年後にある馬がダービーに勝つ倍率が30倍で馬券が売られていた場合、当日のパリミュチュエル方式のオッズが2倍であっても、30倍の配当を受ける事ができます。このブックメーカーの還元率は概ね90%から94%あります。還元率だけで比較すると、ブックメーカー方式の方がかなり有利といえます。

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