若年層の競馬離れはなぜなのか?
今をときめく俳優さんや女優さんが競馬のCMをしているということをテレビで見る機会が増えたと感じる人は多いのではないでしょうか。
CMを通して、若年層に向けて競馬の魅力をアピールしているのですが、若年層の競馬離れが進んでいます。なぜ若いひとたちは競馬をやらないのでしょうか。
その理由の1つとして、競馬は耳に赤い鉛筆を挟んだおじさんたちが、ずっと新聞を眺めているという悪いイメージがあるようです。
また競馬はしょせんギャンブルであるため、お金を費やすのはもったいないと考えている堅実な若年層が多いのも事実です。そのような競馬に対する悪いイメージを払拭することができれば、若年層の競馬人口の増加を助けてくれるのではないでしょうか。
地方では競馬場までのアクセスが困難だという理由もあげられます。
しかし競馬に興味があるという若年層もいます。ですが、馬券の買い方やどの馬に賭ければよいのかといったことが分からないため、競馬を始めたくても一歩が出ないというケースが多いようです。
周りに競馬に対して興味を持っている若年層がおらず、1人で競馬場に行くことに気が引けてしまうといったこともあります。
最近の競馬場では競馬だけではなく、家族連れや友達と楽しむことのできるイベントも用意されています。イベントも行っているということを若年層にさらにアピールすることができれば、競馬人口を増加させることができるかもしれませんね。
日本で競馬人気の低迷が続いている主な原因
競馬人気低迷の主な原因としてまず挙げられるのが、日本社会におけるギャンブルに対するネガティブなイメージです。競馬の施行者側も様々なアイデアを出してイメージ払拭につとめているものの、ギャンブルは堅気ではない者がするものであるというイメージは社会に根強く残っています。
近年はギャンブル依存症と呼ばれる疾患によって、競馬などのギャンブルに首を突っ込みすぎると身を滅ぼす危険性があることが多くの人に認識されるようになり、これも競馬を忌避する要因となっています。
日本の経済が低迷し続けていることも競馬人気が回復しない原因といえます。
日本政府はここ数年、景気の緩やかな回復が続いているという立場をとっていますが、実際には富の偏在がすすんでおり、中間層に属する人たちの貧困化が進行していることが複数の統計からわかっています。貧困がすすむと余暇に使えるお金が減り、十分にお金がある人も将来に備えてお金を使うのを控えるようになります。
これらの要因は競馬をはじめとするギャンブルから遠ざかる動機にもなり、離れる人が多くなると売上にも影響します。
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